介護士も働く障害者支援施設

介護士の仕事は、高齢者を介護するのが仕事だと思っている方は多いのではないだろうか。そんな中、あまり知られていないが、障害者支援施設で働く介護士がいる。
主な仕事内容は、入居者の生活介護や就労支援介護・余暇活動などが挙げられる。

生活介護は、散歩や体操など日中の生活のお手伝いをする仕事で、軽い内職などをすることもある。障害の程度が重い場合は、食事や入浴・排せつなどをサポートしていく。
障害を持つ方が就職する場合、健康な方と一緒になった働くケースと補助を受けながら仕事をする2通りのケースがある。就労支援介護は、担当する入居者がどちらの仕事に向いているかを見極めて就職の支援を行う。
余暇活動の仕事は、利用者が買い物に行きたい・映画を見に行きたいなどの希望がある場合、同行してサポートを行う。

障害者支援施設で仕事を行う中で、暴力行為や事故などが発生することがある。これらは障害者支援施設だけで起きることではないが、パニックになった障害者が突然暴れだして殴られるケースも実際に起きている。相手が女性の場合は被害も少ないが、男性の時はどうしても力が強く、事故に繋がることもある。自分一人で何とかしようと思わないで、他のスタッフを呼ぶなど早急に対応することが、事故などを未然に防ぐポイントになる。
このように、デメリットもあるが、障害者支援施設の介護職は、経験年数や資格などで仕事の幅を広げていくことができ、やりがいを感じる介護士が多い。